19.8.14

petit voyage en alsace* アルザス!

ただいま、ナント〜!
アルザス地方から帰ってきました。
数日間の短い旅だったけど、毎日充実していてすっごく楽しかった!
脱力状態でもう何もやる気が起きない…

旅の写真を見返しつつ、気合いを入れ直すとしよう!

約3年ぶりに降り立ったストラスブール!相変わらず、この駅かっこいいなぁ。

夏の始めにナントからストラスブールに引っ越したお友達を訪ねるため、3年ぶりにこの地にやってきました。
早朝にナントを出て、5時間半の電車の旅はほぼ爆睡。駅で買った雑誌もほとんど読まず。

寝起きのぼんやり頭で友達と再会して、お家に連れて行ってもらうと
そこは、3年前に訪れた別の友人宅のすぐ向かいのアパートだったというまさかの偶然。
何かあるな、ストラスブール…!

お昼ご飯をご馳走になって、さっそくストラス市街を散策〜!

建物がどれも立派すぎて道に迷いそうになるのは、ストラスブルジョワたちも同じらしい…
街の中心にそびえ立つストラスブール大聖堂はいつ見ても圧巻…
ユネスコの世界遺産にも登録されている旧市街地のPetite France(プティット・フランス)

イル川沿いのカラフルな家々。こんなとこに住んでみたい〜♡

どこを撮っても絵になるのでiphone手に持ちっぱなし。

ちなみにストラスブール(Straßburg)という街の名前は、ドイツ語のストラス(straße=道)とブルグ(burg=城、街)という二つの言葉から出来ているらしい。
な〜る〜ほ〜ど〜。

ナントに二年住んでから再び訪れたストラスの地で思ったのは、

*道がきれい(犬のフンがそこらじゅうに落ちていない)!

*昼夜の温度差が激しい!さっむい!

*市街地は夜中でも人がいっぱいで、声をかけてくる変な人たちもいない!

ということ。 

特に三つ目。アジア人同士で歩いているとたいていは声をかけられて、もうほっといてくれと思うのがナントでのあるあるなのだけど、ストラスブールではそれが一度もなかった!
(ナント到着後に早速トラムでいつものようにちょっかいをかけられ、一気にずーんと暗い気持ちになったのはいうまでもない…)


散歩中に出くわしたわんこ。チラチラ見てくる。

夏の観光シーズンということもあって、市街地を歩いているとドイツ語があちらこちらから聞こえてくる。
長い間フランス、ドイツ間を行き来した土地だけあって、フランスにいながらも"外国"な雰囲気が漂う。
両方の国を一気に楽しめるお得感のハンパない街である、と勝手にわたしは思っています。

ストラスの人たちはほとんどの人がドイツ語を理解できるらしい。
わたしが滞在中に出会った同世代のストラスブルジョワたちもフランス語、ドイツ語、アルザス語、英語、ロシア語などなど…が話せて会話中も色んな言語が飛び交う。
しかもその子たちは日本語も話せるというのだから…!

どんだけ語学力のキャパ広いんだ、アルザスの人たち!!

今フランスで仕事を探していると話すと
「君は何カ国語話せるんだい?」と聞かれ、
「さ、三か国語だけっす…」 と答えるのがなんだか恥ずかしかった。

三か国語で十分だと思ってる自分がどっかにいましたね…今年こそ韓国語とドイツ語に本格的に挑戦してみようかな〜。最近かなり怪しくなってきている英語も復活させたい。


な〜んて思いつつ、土曜日はストラスブールから電車で30分の小さな街、念願のコルマールに!

映画『ハウルの動く城』の街の舞台になっただけあって、どの道を通ってもハウルが出てきそう♡

友達に「ここ『ハウルの動く城』の舞台になったんだよ」と言われて、前もって予習しとけばよかった…とちょっと後悔。
帰って映画を見直してみると、確かに冒頭の街の場面がコルマールの街並にそっくり!
特にMaison Pfister(メゾン・プフィスタ)というこの特徴的な建物↓


ソフィがハウルと初めて会って、空を歩くシーンで見えるお家そのものっ!
ジブリの風景画班の人たちもコルマールに来てたのかしら…
確かにこんなにメルヘンな街なら魔法使いが存在しててもおかしくないな。

そんな木組みの家々が美しいコルマールで感激したこと。

*何気に入ったカフェのカフェオレがめちゃくちゃ美味しかった!

*魚のシュークルートがめっちゃくっちゃ美味しかった!

食い意地はりすぎ?景色がきれいだから、味も三倍増しなのかもな。

このすぐ向かいのカフェのカフェオレ、ここ数年で飲んだ中で一番おいしかったかもしれない…

Petite Venise(プティット・ヴェニス)と呼ばれているローシュ川沿いの美しい景色の中でランチ。
レストランのテラスが川に面していて、とってもいい雰囲気。
京都でいう鴨川の納涼床ですね。

白鳥のファミリーが川をお散歩中。優雅だな〜。

ここで食べたお魚のシュークルートがほんっとうに、今でもはっきりと味が思いだせるくらいに、美味しかった!!!

ボリュームもちょうどよくて、大満足!

またコルマールに来る機会があれば、もう一度食べたい!

ご飯のあとは、ローシュ川をボートで散策。

約30分のガイドさん付きボート遊覧は大人料金が5€。

コルマールの歴史についてのお話を聞きながら、ローシュ川をゆーっくりと遊覧。

ローシュ(Lauch)はアルザス語で野菜のネギを表すらしく、もともと街の市場に野菜や果物を運ぶための水路として使用されていたのが由来だそう。

カラフルな木組みの家々は職業によって色分けされていて、たしかブルーは魚屋さん、白は皮なめし職人、黄色は農家(記憶がちょっと曖昧…)など。現在、壁の色を変えることは禁止されているんだとか。

このお家は魚屋さんだったのね。

雨戸のくり抜きハートはただの装飾ではなくて、「婿殿募集中の若い娘がいますよ(ハートをつかまえてね)」という印だったらしい。その娘が結婚するとハートをダイヤに変えたそう。なんてメルヘンなお話!

かわいいだけじゃなかった!ハートにくり抜かれた雨戸。

などなど、色々面白い話が聞けました。これで5€は安い。

そんなどこまでもメルヘンなコルマール。クリスマスシーズンにまた行きたいな〜。
雪で真っ白に染まった景色の中でもう一度あのグラン・カフェオレを飲みたい…♡


夕方のうちにストラスブールに戻って、最後の夜だからと友達がわたしの大好きな韓国料理、タッカンジョンを作ってくれました。

닭강정

カリッと二度揚げされたチキンに辛〜いソースと砕いたピーナッツが絡まって絶妙!
毎回お箸が止まらなくなる一品。お腹いっぱいでもご飯おかわりしてしまう!


ストラスブール最後の夜は、タッカンジョンとワカメとタラコのスープでポンポコリンのお腹を抱えながら、大聖堂のライトアップを終了ギリギリに見に行き、名残を惜しみながら夜の街を歩きました。

最後のちょこっとしか見れなかったけど、凄かった!

そして、ストラス最後の日。
やっと晴れた!!ので、ずっと延期していたイル川クルーズを決行。

屋根のない船だと景色もちゃんと見れる。風が気持ちいい〜。

4日間、いっぱい食べて、いっっぱい歩いた!
わたしのワガママに付き合って、色んなところに連れて行ってくれたスアに感謝。 
メルシー、スア♡고마워♡♡
またクリスマスに会いに行くよ〜!


余談:
夕食の買い出しにライン川を渡ってすぐのドイツのスーパーに行ったとき、思い出のスナックに出会ってしまった。

大学二年のときに友達と初めて行ったドイツで食べたくまさん型のスナック。

ドイツの黒パンやホテルの食事が合わなくて、このスナックがドイツ滞在中食べたものの中で一番おいしかったという、ちょっと苦い思い出でもある。

でも、その後行ったドイツで食べたパンは美味しかったし、スナックよりも美味しいものはいくらでもあるから、きっとあの頃のわたしの食べ物のチョイスが悪かったんだろうな〜

というお話で、アルザスへのプチ旅行レポート終了!
えらい長くなってしまった。

次回はお土産の話!

(*写真はInstagramからも見れます。)

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