24.8.14

Draußen ist Sommer * 描く夏

最近ブログの更新率が高いのは、正直言うと、ただ単に外に出る用事があまりないからであります。

夏休みって楽しいけど、その分、ぽかーんと寂しかったりもする。
自由な時間と行きたい場所が無限大にあるようで、実は終わりがすぐ近くに見えているのに、見えてないふりをしているような。

まだ明日も明後日もあるしーよゆうー
と思ってると、宿題ぜんぶ始業式の前日に泣きながらやることになるんだよな。

同時に、早く元の制限ある生活リズムに戻ってほしいと心のどこかで願っているのか、夏休みが終わるとなぜだかほっとしている自分もいて…



8月の後半になるとだんだんセンチメンタルになってくるのは、日本にいてもフランスにいても、いくつになっても変わらないんだな〜と思います。

夏の終わりがシーンと近づいてくる、そんな近頃。

中学生の頃読んだ江國香織の『すいかの匂い』が読みたくなってきた。
あの暗いなつかしい感じが夏の終わりにひんやりぴったり。

明日は雨降るかもな〜

夏に読んだ本の方が、冬に読んだ本よりも記憶に残りやすいのはなんでなんだろう〜と思いつつ、いつもの散歩・買い物コースで街を周遊して図書館で映画のDVDを借りることにした。

が、夏休みで貸し出し期間が特別延長されているからか、ほとんどいいのが残っていない!
それでも粘って全部の棚をAからZまでかき回し、やっと見つけた3作↓

*プライドと偏見

*ジェーン・エア

*Dehors, c'est l'été (原題:Draußen ist Sommer)


有名な上記2作の感想はまたいつか書くとして、ジャケットのかわいさに惹かれて借りたドイツ、スイス共作映画、"Dehors, c'est l'été"がキラキラ要素満載で良かった。

DVDのディスク面がツルツルしていて傷一つないのにビックリ。
2012年の作品だからまだ借りる人少ないんだろうな。

"Dehors, c'est l’été"(外は夏)というタイトルがすごく作品と合ってるし、ストーリーとは直接関係ないけど、夏休みセンチメンタル出不精気味のいまの自分の状況にもなんだか似ている気がする。
このタイミングでこの映画というわけね〜。

ポスターもかわいい

映画を見た日の夜はなかなか寝付けなかったので、映画の絵を描くことにした。
大好きな色鉛筆デッサン。

絵を描いてると、癒されると同時にアドレナリン、「描きたい欲」みたいなものがガンガン出てきて、落ちついてるのか興奮してるのか自分でもよく分からない状態になる。

色々遊んでいたら、最終的にこんなことになりました↓

GIFアニメにしてみた。

双眼鏡で近所を覗く主人公のワンダちゃん。

ついでに別バージョン(静止画)も↓

鳥さんバージョン
気球がいっぱい静止画バージョン
 
ひさしぶりにアクリルガッシュも使ってみた(双眼鏡)。

芸大受験で毎日一緒に闘ってくれた戦友、アクリルガッシュ。
今でもこの大量の絵の具チューブを見ると、きゅっと身が引き締まる感じがします。


話を映画に戻すとして…

パパ役のWolfram Kochっていうドイツ人俳優がダンディでかっこいい!
ドイツ語ってのがまたステキ。

タンクトップ+パンツで台所うろついてるシーンがあったけど、
50過ぎとは思えないムキムキぶりで違和感ありすぎた!笑

あと森の中で、光る小さい十字架が上からいっぱいぶら下がってキラキラ揺れていて、何だこのカワイイ空間は!と思ったのだけど、それについての説明はなく、もしかしてあれはわたしの目の錯覚か…(DVD見返せば分かるけど)。
もしかしたらスイスでは普通の光景なんだろうか…?気になる。

スイスの豊かな自然の中にたつワンダのお家がこれまたステキ。
散らかっててもこんなにおしゃれなのはなぜ…?と聞きたくなる。

鳥たち、ダンス、シリアル箱の気球、飛び込み台、プールの水色…
体感温度低めの夏です。

"Dehors, c'est l'été"、機会があれば見てみてください。

映画予告編:


こうやって連続して貼ると、"覗かれてる"感がすごい。

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