8.8.13

アム〜るアム〜る

今日は、5月からお世話になっているスタージュの一環で
ナントから車で約一時間半弱のところにある
Château du Plessis-Bourré(プレシ・ブレ城)に連れてってもらいました。


ババーン!

実はこのお城、私の大好きなJacques Demyの映画「Peau d'âne(ロバと王女)」で
あのカトリーヌ・ドヌーヴ様演じる王女が住む"青の国"(と勝手にわたしは読んでいる)
のお城として、冒頭部分からドカーンと登場するのです。

「Peau d'âne」の舞台になったお城としては、
ロワール渓谷で最大のお城であるChâteau de Chambord(シャンボール城)ばかり有名だけど
このPlessis-Bourré(プレシ・ブレ)も負けず劣らず立派なお城。

BGMはこれで。



なんといっても、池の真ん中から生え出たようなお城の佇まいがメルヘンすぎる。
まさに「物語の中のお城」にふさわしい。

初代城主のJean Bourréが建てた他のお城にもこういう掘りがある

初代城主のJean Bourréは、錬金術界ではかなり有名な人だったらしく、
お城の中には、至る所に錬金術を象徴するモチーフが隠されているのです。

特に見張り部屋にある天井画は一見の価値あり。
天井一面にぎっっっしりと絵やモチーフ、文字が描かれていて
その一つ一つがなんとも怪しげで興味をそそる。
ただ、見学中ずっと見続けていたので当然首が痛い。
 
しかもまだこれらの絵が何を示しているのか、解読困難だそう…
そんなこと言われると余計気になる。

ガイド付きの見学ツアーも分かりやすくて、とてもよかった。
しかしガイドのマガリィさんの声の張り方と演技(?)が尋常じゃなくすごくてちょっとびっくり。

このマガリィさんいわく、天井画が解読困難なのは絵のパーツが足りないかららしい。 
「今はフローリングが張られているこの床の下に実は別の床があるんじゃないかと私は踏んでる。」
確かにその推理、間違ってないかも…
この天井も前の城主によって隠されていたわけだし、実は床も…ってことは大いに有り得そう。

お城の傍には「錬金術の庭」と名付けられた小さなスペースがあって、
こじんまりとしているけれど、錬金術に関係ある記号の説明書きがあったり、
花が六芒星の形に植えられていたりして、目にも楽しい。

そして庭の奥に続く長〜い一本道。なんだか吸い込まれそう。
いったいどこに続いているのか…


これも錬金術と何か関係があるのかも

なんともスピリチュアルなプチ旅を経験できました。
こんなにスローな感じで、果たしてわたしはお仕事の役に立っているのでしょうか…

次回はJean Bourréのもう一つのお城、Château de Vaux(ヴォー城)にぜひ行ってみたい!

5.8.13

ひび

初めて足を踏み入れたすぐ近所のMusée Dobrée(閉館中)
これまたすぐ近所のMusée d'Histoire Naturelle
ウサギさん大集合。すくっ

名前わからないけど、最近よく道で見かけるきれいなお花。(誰か名前おしえてください)
むにょっとグリーン

日曜日のナントは、とってものどかです。

4.8.13

Les Emotifs Anonymes

素敵な映画には素敵な音楽がつきもの。

今まで好きになった映画で、見た後もずっと心に残っている作品は
話の内容よりも挿入歌やエンドロールで流れるテーマ曲の方が
鮮明に覚えていることが多い。
どうやら劇中の歌を口ずさめるかどうかが
自分にとっての好きバロメーターの基準になっているらしい。

なんか嬉しいことがあったとき、
帰り道くちずさみたくなる「J'ai confience en moi」。
Jean-Pieere Améris監督の「Les Emotifs Anonymes」で
主役のアンジェリックがルンルン歩きながら歌う可愛くて元気の出る歌。
あの有名なミュージカル映画「The Sound of Music」の挿入歌
「I Have Confidence」のフランス語バージョンの後半部分を
アンジェリック役のIsabelle Carréが歌ったものらしい。

この「Les Emotifs Anonymes」がなかなか素敵な映画で、
2年前に初めて見て以来、挿入歌と心が温かくなるストーリーに一目惚れ。

久しぶりに見たくなって、昨日図書館で借りてきた。 


アンジェリックの緑のコート+赤チェックのマフラーがかわいい

見終わると前回同じく、しあわせ〜な気持ちに。こんな素敵な恋がしたいわ。
そして「J'ai confience en moi」が流れるとやっぱり口ずさんでしまう。


歌詞:

À chaque pas je suis plus sûre
(一歩ずつ確信するの)
Que tout va bien se passer

(きっと全てうまくいくって)
Je suis sûre, le monde m'appartient

(きっとそう、世界はわたしのもの)
Ils le reconnaîtront car j'ai quand même confiance en moi

(みんなそれに気づくわ、だってわたし自信があるんだもの)

J'ai confiance car il fait beau

(自信があるわ、だって晴れだもの)
J'ai confiance car il pleut

(自信があるわ、だって雨だもの)
Je crois ferme que le printemps reviendra

(春はまたやってくるってきっと信じてる)
Et par dessus le marché, j'ai quand même confiance en moi...

(おまけにそのうえ、やっぱりわたし自信があるの…)


セーラームーンの「乙女のポリシー」に負けない"ポジティブ感"!
エンディングのうさぎちゃんのように駆け出したくなってくる。

映画の最後に流れるAngus & Julia Stone姉弟の「Big Jet Plane」がこれまたいい!
特にこのアンジェリックとジャン・ルネが登場する
「Les Emotifs Anonymes」版のミュージックビデオがとても素敵。

超恥ずかしがり屋な二人のやりとりがなんともおかしくて、
これは大人版の「アメリ」だと私は思っている。
おいしいチョコレートを食べながら見たい素敵な一本。
ちなみに日本語タイトルは「匿名の多感な人々」…直訳すぎて残念な感じに。

にしてもチョコレート工場社長のジャン・ルネを演じるBenoît Poelvoorde。
いつもはコメディ映画ですっごくおかしな役ばかりしてるのに
こんなダメで可愛らしいおじさん役も意外とはまるもんなんだなぁ。 
「Le Grand Soir」の時とはまるで別人…


さて、パンナコッタ作って日が暮れないうちに出かけよっと。

カニキュル。

あっという間に8月。

夏のソルド(セール)もほとんど終わってしまった…かなしい。
月日の経つスピードに心も体も全然追いつかないまま、
毎日サラダばかり食べています。

パンケーキ生活からようやく脱出し、
友達との週2のテニスと金曜の外飲み(+狩り)を楽しみに生きる2013年の夏は、
とにかくスピードがすごくて恐ろしい。 

昨晩の外飲み。à 50 otages.

しかし、怖がって逃げてばかりでは何も解決されない。
今日はクラスメイトに誘ってもらい、
重い足をようやく図書館へと運びました。
隣りに住んでいるにも関わらず、
引っ越して以来見事に素通りしまくってたジャック・ドゥミ図書館。

そもそも「ジャック・ドゥミ」って名前がつけられてること自体に
もっとドキドキすべきなんだろうけど、
あまりに自分の近くにありすぎると
灯台下暗しで感情が鈍ってしまうのは、本当に良くない。
あのジャック・ドゥミが育った街の
ジャック・ドゥミ図書館の隣りに住んでるっていうのに…
もっと感動しろ自分!

それはさておき、久々の図書館では論文に必要な本を何冊か借りて
(全部フランス語で読むのか…憂鬱でしかない)
その後そそくさと上階のマルチメディアコーナーに。
思い起こせば去年の暮れに図書館カードを気合い入れて作った割に
2回同じ本を借りただけでまったくちゃんと他のサービスを利用したことがなかった。
(しかも結局読まずに貸し出し期間オーバーして呼び出しをくらういつものパターン)

なので今回マルチメディアコーナーデビュー。
これがけっこう充実していて悪くない。
しかもDVDは一回につき4枚までを6週間借りれるらしい。
さすがジャック・ドゥミ!


すっかり楽しくなってしまい、
さっそく前から気になっていた映画を3作と
論文のためのドキュメンタリーを1作借りました。
その中から今夜見たのは、
ペドロ・アルモドヴァル監督のスペイン映画「ヴォルヴェール〈帰郷〉」。

花のイラストがなんとも素敵

素敵なお花と赤口紅のセクシーなペネロペ・クルスが
バーンと写った真っ赤なビジュアルがとても印象的で
たしか高校生の頃、広告ポスターを初めて見たときから
ずっとその赤が脳裏に焼き付いていて、いつか見たいと思っていた作品。
今日図書館で見たときも、やっぱりこの赤に目がとまって、
手に取らずにはいられなかった。

そして映画を見た感想、とても好き。

ペネロペ・クルスがちゃんと演技してるの、もしかしたら初めて見たかもしれない。

スペイン語話してるのがとてもいい。
あと脇を固める女優が、大好きな映画「Les Femmes Du 6eme Etage」で
スペイン人の家事手伝い役をしている二人でなお嬉しい。

ペネロペたちが着ている服や部屋のインテリアのビビッドでキッチュな色合い、

台所や挨拶シーンの真上からのカットなどなどツボな部分がいくつもあって、
長年気になっていたのにはワケがあったのねと納得。
映画の中でペネロペが歌う(本当は歌ってないけど)
「Volver」 というタンゴの楽曲がしっとりと映画にマッチしていてこれまたいい。

フランソワ・オゾンの「8 Femmes」 を思わせる
”男性出演率ほぼゼロ”なストーリーに現実とファンタジーが混じった世界観が絶妙で、
ペネロペのママ役のカルメン・マウラのおちゃめな感じは「ホノカアボーイ」のビーさんみたいだった。
こんな風に今までに見て好きになった色んな映画のことがポコポコ思い浮かぶときは、調子いい。
縁ある作品と出会えたなと思って嬉しくなる。

ボーナス特典で入っていた監督のインタビューも興味深かった。
「自分が一番マスターしている母国語のスペイン語で映画を作るのが一番やりやすいから、
ハリウッドなどに進出せずにスペインで映画を作り続けている」らしい。
たしかにシナリオを書き直したり、セリフの言い回しを細かく変えたりするには、
その言語をマスターしていないと難しいだろう。
当たり前のことを言っているようで、
でもそこをはっきりと潔く言うのは、なかなか私には出来ないのでハッとした。

同じ監督の作品はもう一つ「La piel que habito」 というのを
2年くらい前に映画館で見たけど、あれもかなり衝撃的なストーリーだったなぁ。
画面のザラつき感と色の濃いぃ感じが印象的で、その濃さゆえにすごく古い映画なのだと思ってた。
色とストーリーの濃さに負けない主演のアントニオ・バンデラスの時代はずれの濃さが
さらに映画を現代っぽくなくさせていてよかった。
(アントニオ・バンデラスといえばスパイキッズ…なつかしいな、久しぶりに見たい)

来週からもっと図書館使おう。
「耳をすませば」の雫ばりに通いつめて、フランス版天沢聖二との出会いを期待しよう。
いやでもあのツンデレ加減は聖二くんだから許されるのであって、
あんなことをフランス人の男の子にされてもきっとイラッとくるだけだろうな…

コンクリートロード〜♪ 


 

30.6.13

振り向けば

フリマのあのぎゅうぎゅう感ってどうしても写真では上手く出ない…


ひっっさしぶりの週末お天気!!神様ありがとう!

ナントではめったにいいお天気は続かない。
晴れの日は特に用事がなくても、一応外に出ないともったいない。

今日はしばらく使わずにいた一眼ちゃんを持っておでかけしました。

お家のすぐ近くで大好物のvide grenier(フリーマーケット)やってた!



もうかれこれ数ヶ月間、色んなフリマをふらふらして、
ちょうどいいお皿とお鍋を探しているのだけど、なかなかコレ!というのが見つからない…

結局いつものごとく、動物フェーブ(ヒツジさんとウシさん)をおばあちゃんから買う。

それと、昨日のfripes partyで買おうか迷っていたショルダーバッグと同じ物を発見。
しかも5€と破格だったので迷わず買いました。 
なぜかミニ靴べらも付いてきた。

本日の戦利品

フリマの後はたらたらとîle de NantesのParc des Chantiersの方へ。
なにやらすごくズンドコズンドコ鳴っているなぁと思ったら、
今年もロワール川岸の芝生スペースで屋外ディスコクラブならぬものが開催されていた。

すごい人!!!




パリのセーヌ川のビーチに負けじと、ナントもロワールビーチ作ったよ。ちっこいけど。

本屋さんとバーとカフェとレストランがぎゅっとなって賑やかな感じ
今日はちょっと歩くだけでも汗が吹き出る

La machineの有名なゾウさん

アーミーなダンスとバンドの奇妙なパフォーマンス集団

そのままふらふらし続けてたら、ハンバーガーのドアップ写真がこれでもか!!
と全面にプリントされたTシャツを着たお兄さんが犬を散歩させていた。
もう、ハンバーガーがこれでもか!すぎて、バーガーが犬散歩してるようにしか見えない。

マ○ドの回しものかというほどの「これでもか」度。

いやぁ外には面白い人がいっぱいいるな〜。

バーガー兄さんのこと描いてたら、けっこう今日は内容が盛りだくさんになってしまったので、
今日行ったHAB Galerieで開催中のFelice Variniの展覧会の感想は後ほど追って書きます。

振り向けば7月、風吹けば恋。

29.6.13

fripesparty

ディスプレイに凝って販売してる人もいた

今日はfripespartyという入場制のおしゃれフリマに行ってきました。

以前も一度冬に行ったことがあったけど、今回は場所が広くて、
(去年crêpe town:サイトは去年のもので今年はやらないらしい…があった
île de NantesのHalle Alstomというところ)正直、前回より二倍くらい楽しかった。

fripespartyは、土曜日と日曜日の二日間、場所代を1スタンドにつき30€払えば、
誰でもいらなくなった洋服・アクセサリーなどを販売できるフリーマーケットで、
例えば、複数人でスタンドを借りると、割り勘で場所代がかなり安くすむらしい。
入場料も一日券が2€、土曜と日曜の2日券3€で、かなりリーズナブル。

カフェスペースも設けられていて、サンドイッチ、ガレット、クレープ、マカロン、パンなどなど
値段はさすがにちょっと高めだけど、ちゃんと小腹も満たせる。
(ガレットを注文したのに忘れられるというお決まりのハプニングは発生したけども。これももう慣れたわ…)

お友達と会場を何周もぐるぐるして、じっくりお買い物して、気がつけば軽く3時間は過ぎていた…

先週の水曜日から夏のSoldes(セール)が始まって、服欲しいモードに入っていた私は
25€使って計5点のお洋服を買いました。けっこう頑張ったぞ。

毎回Soldes期間は早まりすぎて失敗することがあったりなかったりなので
今回はちょうどいい時期にfripes partyでセーブできてよかった!
次回はスタンドを借りて、売る側で参加できたらいいな〜。



その後は、ECVの卒業生の二人で、ハンドメイドのシルクスクリーンプリントで活躍中の
Antonin+Margauxが参加しているショッピングイベント、SUMMER SHOPを覗いてみた。

今回のこのプチイベントは、おしゃれクリエイターに人気の
ハンドメイド専門のショッピングサイトEtsyに
自分達の商品を紹介・販売しているナントのクリエイター達が立ち上げた、Team Etsy Nantesが
ナントの中心地にある素敵なセレクトショップMel de Margoにて
数日間の店内販売を行うというものでした。

Mel de Margo、初めて行ったけど、すごく可愛らしいお店だった。
オーナーのMelさんは自分でお洋服も作っているらしく、お店とアトリエがくっついているらしい。
Team Etsy Nantesが生み出す空間は、あいかわらずめちゃくちゃおしゃれ〜でした。
Antonin+Margauxの新作カルネがめちゃくちゃ可愛くて全色欲しいいいい!

が、高すぎて買えず…

Margauxはいつも色々とアドバイスくれるのに一度も何も買えず、ほんと申し訳ない…
結局今日もひやかしとだべりだけで去るという、わたし嫌な客やな〜
つ、次こそは…!



帰宅する前に閉校間際のECVに滑り込んで、マスター2年生の卒業制作展をザザッと見てきた。
かなりダッシュで見たので記憶あいまい。でもなかなか興味深いものがいくつかあった。
スタージュの合間にでもまたじっくり見に来よう…

いやしかし、9月から私もマスター2なのか…不安でもあり、めちゃくちゃ楽しみでもある。

とりあえず、スタージュと論文…!!!!!